医学博士 Dr. Ami Bhattに心臓の健康に関する4つの質問

心臓の健康
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2月 8, 2021

ボストンに拠点を置く心臓病専門医のAmi Bhatt博士が、2020年のGo Red for Women Bostonの会長に任命されたことを知り、私たちWithingsは、彼女のTwitterアカウント @AmiBhattMDをフォロー。

アメリカでの妊産婦死亡率上昇の問題からディナーパーティーでの会話の内容まで、様々なことをシェアしてくれる興味深いツイートを見て、すぐにBhatt博士のファンになりました。(ちなみにパーティでの会話とはデジタル聴診器の類比!あなた ならパーティーで何を話しますか?)
それはさておき、心臓はすべての健康の要であり、Withingからのいくつか質問に対し、Bhatt博士に丁寧に答えてもらいました。この重要な器官について詳しくなるために博士からのアドバイスを読んで、人生に大きな効果と文字通り生涯の利益をもたらす「変化」を自分の生活に取り入れる努力をしましょう。

1. 心臓のケアは何歳から始めればいいですか?

心臓の健康を考えたケアについては、早いに越したことはありません。バランスの取れた食事、週150分の運動、禁煙、最適なボディマス指数(BMI)の維持、ストレス管理方法の学習、自分と家族の病歴を知ることは、何歳からでも習慣化できます。

2. 心臓病の主なものとは何でしょうか?

心臓病といえば、みなさん大抵、冠動脈疾患または心筋に血液を送る動脈内のプラークの蓄積のことを話します。しかし心臓病には、弁膜疾患、心不全または心筋が弱い、先天性心疾患(生まれつき)、異常な心拍数なども含まれます。心臓病を患っていると言われている人は、医師に十分な時間をかけて説明してもらうことが大切です。自分で人にしっかり説明できるレベルまで理解してください。

3. 心臓病を引き起こす主な危険因子は何ですか?

アテローム性動脈硬化(冠動脈疾患、心臓発作、脳卒中)の主な危険因子は、高血圧、肥満、糖尿病、喫煙、高ストレス、身体をほとんど動かさない座りっぱなしのライフスタイルなどです。また、抗がん剤などの薬が様々な心臓病を引き起こすと言ったような特別な状況も数多くあります。また妊娠中に高血圧になった女性も、出産後に心臓病を発症するリスクが高くなる可能性があります。

4. 心臓病を予防するために、どのような行動を取ることができますか?

自分の体調を示す数値を知ることが鍵です。血圧とコレステロール値を計測、そして糖尿病の人は血糖値も把握してコントロールしましょう。自分に最適なボディマス指数を健康的な方法で達成すること(特に南アジアの人に当てはまることですが、腹部または下腹部の重さに重点を置く場合もあります)が大切です。毎週150分の有酸素運動(ウォーキングでも構いません! )を続けることも非常に効果的です。また、家族に心臓病の持病がある人は、定期的に医師の診察を受けて自分の健康状態を確認してください。American Heart AssociationやAmerican College of CardiologyのCardiosmartは、心臓専門医から適切な情報を得られる、信頼できるリソースです。心臓病について詳しく知りたい場合は、こういった所から始めることをお勧めします。

Ami Bhatt博士は、ボストンに拠点を置く心臓内科医、臨床研究者、教育者です。ハーバード大学卒業後、イェール大学医学部で博士号を取得。現在は、ハーバード大学医学部准教授、およびマサチューセッツ総合病院心臓センターの外来心臓病学部長です。また、先天性心疾患を患う成人と心血管疾患を患う妊婦を対象にした遠隔医療診療を行っており、2020年のGo Red for Women Bostonキャンペーンの会長も務めています。