医師が検証した睡眠に関する5つの神話

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3月 23, 2021

深夜0時前の睡眠時間は通常の2倍の睡眠効果?お酒を飲むと眠りにつきやすい?睡眠を専門とする医者であるEscourrou博士が、夜の睡眠の仕組みを明らかにします。

神話1: 睡眠不足は週末に補うことができる

ウソ

悪いニュースですが、多くの研究が 週末に睡眠不足を補う事はできない事を示しています 。逆に、起床と就寝の時間が日中と週末で大きく違うと、体内時計が乱れて長期的な睡眠障害につながります。

神話2:深夜0時前の睡眠時間は通常の2倍の長さとしてカウントされる

ウソ

そうだったらいいと思いませんか?しかし、2倍の睡眠効果が得られないのは事実ですが、最も身体が休まる深い睡眠の時間は、最初の睡眠サイクル中に訪れます。深い睡眠を体験するためには、重要な点がいくつかあります。涼しく、空気が新鮮で、かつ光や騒音に邪魔されない環境で十分に長く眠ると良いでしょう。また、これらの条件を満たすのには、辺りが暗くなり、自然に眠くなってきたと感じる時間が最適でしょう。

神話3:冬にはもっと睡眠が必要

本当

嘘のような話ですが、これは本当。私たち人間も冬眠したいと思うようです。光が不足するとメラトニンの分泌量が増加するため、日没が早まると体内時計が乱れます。この現象は Withings のユーザーにも見られ、夏よりも冬の方が睡眠時間が長くなる傾向を示すデータ結果が出ています。

神話4:理想的な睡眠時間は8時間

ウソ

理想的な睡眠時間は、あなた自身が決めることです!健康的に過ごすために一日12時間寝る必要がある人もいれば、6時間しか寝ない人もいます。翌朝快適に感じる限り、それが正しい睡眠時間となります。また、理想的な睡眠時間は人生を通して変わることもあり、子供は通常、大人よりも多くの睡眠時間が必要です。

神話5:お酒を飲むと眠りにつきやすくなる

本当&ウソ

多くの研究が、お酒を飲むと眠りにつきやすくなることを証明 していますが、アルコールの刺激作用を見落としてはいけません。例えばお酒を飲んだ直後に寝ようとすると、うまくいかないことがありますよね!また、飲んだ後に眠りにつきやすくなったとしても、ぐっすりと眠ることが出来ないと感じたり、あるいは、睡眠サイクル、夜間の覚醒、睡眠時の心拍数の上昇など、体内の多くの変化に気づくことがあるかもしれません。