Withingsのスマートスケールを活用して厳しいインターン医活動中の急激な体重増加をリセットすることに成功した、ダイナミックなドクターを紹介します。
私たちWithingsがマサチューセッツ州ケンブリッジに拠点を置くShuhan He(シューハン・ホー)医師に連絡を取ったのは、救急医師であり、conductscience.comの創設者でもある彼が、新しい解剖学的に正しい絵文字を世の中に送り出すのをサポートしたという魅力的な記事を読んだからでした。
ホー医師に連絡した時点では、彼がWithingsのスマートスケールを所有していることを知りませんでした。しかし、彼がWithingsのスケールを5年間使用している長期ユーザーであり、とても素晴らしい成功体験を持っていることがわかったのです。
ホー医師は様々な意味で実に興味深い人物です。一例をあげると、彼は長年カウチポテトだった後にいきなりフィットネスに目覚めたわけではありません。若いころに、キリマンジャロに登ったり、250キロ(155マイル)のウルトラマラソンを走ったりといった、フィットネス面での成功体験をたくさん積んでいます。
また、ホー医師は一般的な体重計を買わずに減量に成功したのです。彼が買ったのはWithingsのスマートスケールでした。医療現場でのきつい毎日が自分の健康に影響しているのかもしれないと考えたからで、実際に彼の見解は見事に当たっていたのです。
以下は、ホー医師の言葉をそのまま引用した彼のストーリーです。その後に、彼の食事メニューやエクササイズの内容を紹介しています。「私の生き方に大きなインパクトを与えたのがWithingsのこのデバイスであることを、ストーリーを通して伝えられたらと思います」と、ホー医師はコメントしてくれました。
若い頃は…
20代前半は本当にとても健康でした。マラソンでは自分の年齢枠で入賞しましたし、定期的に年間10戦ほどマラソンを走っていました。また、キリマンジャロ、そしてエベレストのベースキャンプを登山したり、シカゴにあるウィリス・タワーを階段で上ったこともあります。私の叔父はオリンピックにも出場した陸上選手だったので、遺伝的なものかもしれません。これは、タイム誌で世界一過酷なレースと冠されたゴビ砂漠のウルトラマラソンで2010年に完走した時の写真です。私は最年少完走者でした。その時の体重は59キロ(130ポンド)、身長175センチ(5フィート9インチ)だったので痩せていましたが足は速かったです。
そのあと私はメディカルスクールに入学しました。その約3年後に膝を手術し、これはかなりのストレスとなりましたが、なんとか乗り切りました。Withingsのスケールを買ったのは、インターンとして働き始めた2015年です。よく知らない人のために説明すると、インターン研修とは非常にハードなプログラムで、良い医者になるためには必要なのですが、インターン生の健康にとってはあまり良いものではありません。その時買ったスケールは5年たった今でも使っています。
メディカルインターン時代の2015~2016年
インターン生活は、本当にとてもハードなものでした。長い時間病院にカンヅメになり、ほどんど睡眠が取れませんでした。また私の研修先は救急病棟だったので、常に深夜まで勤務し、頻繁な間食と悪い生活習慣を続けて、信じられないほどのストレスがたまりました。現在20人ほどが働く別の会社を経営しているのですが、その会社はインターンの頃から既に運営していたので、当時は2つの仕事を掛け持ちしていたわけです。この時期は、私の人生で最もストレスのたまる時期でした。
ジムに行った回数なんかも追跡していましたが、2016年に体重がかなり、しかも急激に増えました。さらにほどんど運動をしない生活を過ごしてしまっていたのです。一般に言われている、ストレス太りでした。
今でも鮮明に覚えている出来事がひとつあるのですが、「ステップダウン・ユニット」と呼ばれる研修時の体験で、インターンは数日ごとに30時間のシフトで働かなければならず、非常にストレスがたまります。ある夜、私はその日の夕食と翌日の朝食用に100ドルほどのインド料理を注文したのですが、一度に全部食べてしまったのです。研修中の若い医師ながら一人で60人ほどの患者を診なければならないストレスが原因でした。
これが一番太っていた頃、2016年11月の私の写真です。ここまで体重が増えたことは生まれて一度もありませんでした。とても落ち込みストレスでまいってしまって、29歳にしてニキビができてしまうほどでした。人生でかなりどん底の時期でした。
当時の私は、表向きには最高の人生ながら、精神的には最低の状態でした。
2018年~現在
ワークアウト開始
私は健康的な身体を取り戻そうと決心しました。まず見た目を改善する、そしてとにかくインターン生活を生き抜くために体幹を鍛える、この2つを目標にしてできる限り多くの時間をジムで有効に過ごすことにしたのですが、Withingsのおかげでとても手軽に行えました。生活スケジュールが不規則だったため、効率的な方法でトレーニングする必要があったのですが、そこで新陳代謝がどう行われているのかに目を向け、科学的に検証することにしたのです。新陳代謝に良いと私が確信するのは、サイクリング、グロース(growth)とカッティング(cutting)のバリエーション、そして間欠的ファスティング(断続的な絶食)です。
ホー医師の食生活
ホー医師は毎日間欠的ファスティングを行っています。食事は午前11時から午後6時の間にとり、大抵OMAD(One Meal a Day = 1日1食)を実践しています。
食事メニューの例は次の通りです。
- ロティサリーチキンを丸ごと1羽をハマスと一緒に、そしてバクラヴァを少し。「これなら1日の食費は7ドルで済みます」とホー医師。
- ゆっくりと料理したティラピアを丸ごと2匹。「とてもおいしいですよ。」
- 野菜を添えた900グラム(32オンス)のステーキ。「これは肉の部位によって、値段が高くなりますが。」
- にんにく、スパイス、ブラックビーンと一緒にゆっくりと調理したチキンを丸ごと。「チキン丸ごととスパイスで大体5~6ドルぐらいです。」
- 80グラムのプロテイン・グリークヨーグルトに、ナッツとフルーツ。「ここへ約40グラムのホエイプロテインを更に加えます。グリークヨーグルトは4~5ドルくらいです。」
ホー医師はアルコール類も飲みます。「週に1回ぐらいは付き合いで飲みに行き、そのときは好きなだけ飲みます」とのことです。
ホー医師のワークアウト
2018年1月から2019年6月まで、ホー医師は平均週2.5回、月平均9.98回ワークアウトを行いました。「平均すると週4時間のワークアウトです」と彼は付け加えました。ワークアウトには、最初に一番重い負荷をかけて、それ以降のセットで2.3キロ(5ポンド)ずつ減らしていく、リバースピラミッドトレーニング(RPT)に従ったウィエイトトレーニングが含まれました。ワークアウトは1日置きに行い、週に最低2.5時間、最大5時間費やします。そして「Aの日」と「Bの日」にわけて、二種類のメニューを交互に行いました。各メニューの内容は次の通りです。
- Aの日:ベンチRPT×5、スクワットRPT×5、荷重プル×5(1.5時間)
- Bの日:デッドリフトRPT×5、オーバーヘッドプレスRPT×5、シールロー×5(1時間)
結果
ホー医師は自分の体脂肪率を追跡しており、記録の一部を見せてくれました。それによると、2018年4月13日の体脂肪率は14.2%でしたが、2018年10月24日には11.5%になり、2.7%減少しました。
総脂肪量については4月13日は9.25キロ(20.4ポンド)でしたが11月24日には7.62キロ(16.8ポンド)になり、1.63キロ(3.6ポンド)減少しました。また除脂肪体重も変化し、4月13日には55.7キロ(122.8ポンド)でしたが、10月24日には58.55キロ(129.1ポンド)になり、2.85キロ(6.3ポンド)増加しました。Withingsのブログを読むとおわかりのように、エクササイズは除脂肪体重の増加に繋がる可能性があるのです。
これまでの道のりについて、ホー医師は次のようにコメントしてくれました。「人生はとても短く、私はただ健康で魅力的な姿でいたいだけです。体脂肪率8~11%くらいといったある程度の体脂肪がついているのは、快適な体調を保つ点で自然な姿だと思います。私の場合、体脂肪率がそれ以下になると不調になり常に疲労した状態になってしまいますから。人生はとても忙しく、Withingsのデバイスに搭載された機能のようなテクノロジーが自分の人生を劇的に変えてくれました。今行っているワークアウトの時間や量は、常に走っていた昔に比べてはるかに減っています。一般的な人は1日に4時間テレビをみていると言われますが、私の1週間の運動時間もそれぐらいです。」
ご自身の体験を共有していただきありがとうございました!ホー医師をTwitter @ShuhanHeMDとInstagramでフォローしましょう。